意味は言うまでもありませんが、過去を振り返り勝手な想定で妄想に老ける『タラレバ』。「もし○○していたら」「もし○○していれば」考えない方は、ほとんどいないはず。
10代20代でも感じているのに、40年以上も生きてきた中年にもなれば、後悔していることは、埋もれてしまうほど山のように積み上がっているでしょう。
『たられば』は、自分嫌いをますます増幅させてしまうネガティブな思考です。恋愛の世紀末まっしぐらと言っても過言ではありません。それでなくても身体が老化しているのに、中身までイタいおばさんになって人を惹きつける力が弱まってしまうからです。
恋愛以前の問題ですよね。
タラレバをやめたいけどやめられないと考えている40代50代の女性に、どうすればやめられるのか、どうすれば少しでもポジティブになれるのか考えていきたいと思います。
もくじ
『たられば』をやめる方法
『たられば』をやめる方法を一言で言えば、ただ考えないだけ、ですよね。
すごく明るくポジティブな友人に、いい答えが得られるかと思って相談した経験がありますが、一言「考えないようにするだけ。」でした。
【1】脳に餌をあげない
実は、人の脳は自分の意思とは裏腹に、常に刺激を求めている器官です。たらればを考えてばかりの悲観的な自分が、特別にかわいそうな気がして、脳自体は喜んでいると言えるんですね。
簡単に言えば、悲劇のヒロイン。たらればを考えて落ちこんでいる時は、ドーパミンが出まくっているんです。いわゆる興奮する快感ですね。お化け屋敷やジェットコースターでエキサイティングな感覚を得ることと同じなんですよ。
たらればと考えてしまい、気分が沈んできたら「あ。今私の脳は喜んでいるんだ。じゃぁ幸せなんだな〜。」なんて笑い飛ばすような気持ちになってみましょう。
中年になって『たられば』を考えてしまうのは、考え方が幼いとも言えますよね。
【2】気持ちを切り替える
笑い飛ばすたって、できるわけないじゃん!ですよね。
ですから、たらればを考えてしまった時は、考えるスキを与えないに尽きます!
- ポジティブな曲をガンガン聴く
- 外に出て散歩する
- 友達と電話をかけたり、誰かと話す
- 趣味に没頭する
仕事中、考えてしまうという方も多いと思いますが、仕事に没頭したり、何か楽しいことを考えて気分転換するんですね。でも無理 ⇒ 【1】に戻り再度実行、まずはこれを繰り返していきましょう。
日頃楽しいことを考えるために、何らかの趣味を作るといいですね。インターネットで、ネガティブなことを検索したり切ない曲を聴くのはNGです。
そんな美味しくない餌なんて、あげたかないわよ。
【3】いい部分を見つける
『たられば』と考えるのではなく、どこかしらいい部分を見つけ、自分で褒めてあげましょう。
自分の顔が嫌いでも、全てのパーツが嫌いというわけではないでしょう。顔でなくても、全身を見渡してみましょう。髪がサラサラだとか、色白だとか、ニキビができにくいとか…。
容姿だけではありません。仕事やお裁縫・お料理だったり、声だったり繊細な性格だったり、1つくらい何か自分の長所があるはず。
周囲にいないでしょうか。パッとしない容姿なのに、なぜかものすごく可愛く感じる中年。そんな女性は、さまざまな努力をしています。たとえば、笑顔を絶やさない、清潔感を重視している、綺麗になる努力をしている。
よく雰囲気美人っていますよね。綺麗でなくてもモテている中年女性はたくさんいます。年齢は関係ありません。
『たられば』を考えないのはもちろんです。
【4】人と比べない
「あ〜。隣の奥さんみたいに美人だったら」「あの芸能人みたいに綺麗だったら」などと、人と比較する『たられば』はやめましょう。
芸能人に関しては、なりたい顔ランキングなどがあるように、若い頃からほぼ100%の女性が感じているはず。中年になって、しわやシミのない女優やモデルに憧れている女性も多いでしょう。
ありきたりですが、悩みのない人って1人もいないんですよね。ものすごい美人でも、中年になって大人ニキビに悩まされている女性だっています。
でも、そんな風に比べたって、思考や時間の無駄使いをして、よりマイナスになっていますよね。
逆の『たられば』でも同じですよ。「同僚の○○さんより、まだ私の方がましよね。あの人みたいになったら、女は終わりよ。」そんな『たられば』は、ただの性格ブスですよね。人を卑下して自分を上げる、自分嫌いだからってそんな中年おばさんになれば、もっと魅力が半減してしまうでしょう。
よく、美人は性格が悪いと言いますが、そうとは言い切れません。なぜならプラスのオーラをまとっているからです。それに、人から優しくされることで、思いやりを学んでいたりするんですね。
逆に、容姿がコンプレックスの上、卑屈になっている女性に対し、誰も優しくしたいとは思いませんよね。かわいそうと思っているのは、自分だけだったりするんです。
【5】プラスに捉える
自分の容姿が嫌いでも、だからこそ得たものがあるはずです。何かしら、よい方向に捉えましょう。
今感じているマイナスの感情だって、そのうちの1つですよね。そんなもの誰も欲しくありませんが、人の悩みがわかる人間になっているのは、自らのコンプレックスがあるからこそ。
逆に、悩みが全くなくて、全てが手に入っているとすれば、何も得られない人になってしまいますね。子どもがそうでしょう。小さい頃から甘やかしてばかりで苦労をさせていなければ…。それで後悔しているママさんも、きっといますよね。
自分ではコンプレックスのその部分が好きな男性、必ずいるはずです。でなければ、世の中バランスが取れませんよね。
フラれてしまっても、新しく好きな人ができたとすれば、「この男性と出会うためにフラれたんだな〜。」と思い、彼氏になれば元カレに感謝さえするかもしれません。
それに、いい思い出となるため、出会いは無駄ではないですよね。思い出して懐かしめるだけでも、幸せを感じる時間になるでしょう。
【6】『たられば』ではなく『たらなる』と考える
『たられば』は、過去を振り返る後悔の気持ちですよね。
『たられば』と後ろを振り返るのではなく、前を向くに限ります。
- ○○したら、こうなる
- ○○すれば、こう変わる
- ポジティブになって明るいオーラを持ったら、少しは人に好かれる
- もっとメイクがうまくなったら、少しは綺麗になってブス回避できる
- 新しい彼氏ができたら、今度は成功する
『かも』ではなく『なる』と考えるんですね。
少しでも『たらなる』の思考を持てるように、色々な挑戦が必要ですね。
【7】自己実現に努力する
『たられば』を考えている時って、行動せずに後悔してばかりで行動しない方が多いのではないでしょうか。
それなら、少しでも自分にとってプラスになる行動を起こしましょう。
たとえば、自分の顔が嫌いなら振り返っても仕方ありません。自分の顔が嫌いでも、生まれ変わることも不可能だし、考えるだけ無駄。どうすれば『なる』のかを考えていくんです。
- シケた顔してもっとブスにならないよう笑顔でいる
- 美肌ケアに頑張る
- 運動や筋トレで最高のスタイルにする
- 誰にでも優しく思いやりを持つ
- 人と接触する
オススメはしませんが、整形するために必死で働いてお金を貯めるのもありでしょう。(ただし、アクセクしないこと)そうしてお金が貯まって「やっぱりもったいないし、怖いなー」と気が変わっても、その分おしゃれも楽しめますし嬉しい貯蓄になります。
中年になってまで、後ろを振り向いて足踏みしているなんて、時間がもったいないですよね。「こんな中年になって、今更努力したって無駄よ。」と思えば、奈落の底です。恋愛以前に、人として毛嫌いされてしまうかもしれません。
【8】自分を受け入れて好きになる
言うまでもありませんが、『たられば』とどうしようもない動かせない現実から目を背けずに、ありのままの自分を好きになりましょう。
その中には、【『たられば』と考えてしまう自分が嫌い】という感情も含みます。
『たられば』をやめたいと考えている中年女性は、そんな風に考える自分を否定してしまっていますよね。考えたくないのに考えてしまう自分を受け入れ、絶対に拒絶してはいけません。
ここで、【1】に戻るわけです。
「あ〜。また『たられば』と考えてしまった。まーいっか。」だって、それが自分なんですから。
中年女性の恋愛世紀末を回避『たられば』まとめ
どれもこれも、綺麗ごとではありますが、紛れもない事実です。とにかく、『タラレバ』は×。プラスを引き寄せられません。
彼氏がいる人もいない人も、これからの出逢いを待つ人も、少しでも魅力的になって、ハッピーな恋愛をしていきましょう。
(2) 何かをして気持ちを切り替える
(3) 自分のいい部分を見つけて褒める
(4) 人と比べて悲観的にならない&比べて優位に立とうとしない
(5) 物事をできるだけプラスに考える
(6) ○○したらこうなる 『たらなる』と考える
(7) なりたい自分に向けて努力する
(8) 『たられば』と考えてしまう自分を受け入れ好きになる