自分嫌いのアラフォーおばさんの藍子は、いくつもの恋愛をしてきました。
本気と言える恋は多くはありませんが、恋愛に対する自分の心理に気づきました。人を好きになると、自分の気持ちが2種類のうちどちらかになると…。
40代50代の中年女性だけでなく、若い方にも見ていただきたいと思います。
もくじ
人を好きになると自分はどう変わる?
おば恋管理人藍子が、人を好きになったり愛したときに感じる気持ちが以下の気持ちです。
- 人を好きになると、自分が嫌いになる
- 人を好きになると、自分が好きになる
この気持ちの違いは、『相手が自分をどう見ているか』勝手な自己評価が元になっているんです。
相手が自分をどう見ているかなんて、本当の気持ちなんてわかるはずがありませんよね。なのに、自分で自分の尺度を図り価値を決めている、いわば勝手な思い込みなんです。
少しケースが違う「自分が嫌い」もあります。彼氏が求める女性像になろうと自分を偽っている場合です。これを【3】としますね。
- 【1】人を好きになると、自分が嫌いになる
- 【2】人を好きになると、自分が好きになる
- 【3】人を好きになると、自分が嫌いになる(偽っている場合)
この3つを順番に考えていきましょう。
【1】人を好きになると、自分が嫌いになる
人を好きになると自分が大嫌いになるのは、一言で言えば自分に自信がないからです。
- 自分は彼氏に不釣り合いだと思っている
- なぜ私なんかと付き合っているんだろうと疑問に感じる時がある
- 彼氏がイケメンすぎてなんとなく一緒に居づらい
心のどこかにこんな気持ちはありませんか?
自分に自信がなければ、常に恋人の目・人の目が気になるでしょう。たとえば、以下のような気持ちを感じているかもしれませんね。
- もしかして、大好きなこの人は今、私をブスだと思ったかも
- 私のこのコンプレックスの鼻の大きさどんな風に考えているんだろうか
- 彼氏はもっと美人がいいと考えているに違いない
- 今通りかかった綺麗な女性を見て「いいな」と思ったかも
- 私とは仕方なしに付き合っているのかもしれない
- 考えたくないけど、可愛い子と浮気しているかもしれない
- 映画の中の美人女優を見た後、私を見て幻滅しているだろうか
- 周囲の人はなんであんなブスといい男が付き合っているのって思ってるかも
- 私を見て「あたしの方がいい女なのに」って思われているかもしれない
- うわーなんであんな女連れているのって、彼氏が笑われているかも
でもこれって全て仮定の話で、自分が人の目になったつもりで物事を考えてしまっているんですね。それでますます自分が嫌いになっていきます。
藍子が昔こんなネガティブな感情を感じた初めての男性、今思えば愛されていないかもしれないと考えていました。嫌われるかもしれない、いつ捨てられてしまうかわからない、いつ新しい女ができてもおかしくないという不安。自分に自信がないからこそ、とても心配だったんです。
愛するよりも、愛されることに重きを置いていたとも言えるでしょう。そして、相手を信じていなかったんです。
【2】人を好きになると、自分が好きになる
逆に、人を好きになると自分が大好きになるのは、愛されている自信があるからです。
夫と付き合っている時、もちろん【1】の気持ちもありましたが、藍子は大嫌いだった自分のことがどんどん好きになっている感覚を感じていました。

こんな風に何度も言った経験があります。
嫌な出来事があっても、プラスに考えられました。(元々がマイナス思考なので、人から言わせればたいしたことないかもしれませんが)
- 彼は私が大大大好きだ
- この人は、何が起きても私のそばから離れないだろう
- この人にとって私以上にぴったりな女はいないだろう
- 私以上に彼を愛せる女はいないだろう
- 彼は私といる時、一番幸せを感じているだろう
付きあってはじめの3年目、恋愛の倦怠期がくるというように、3年間 彼が藍子を見る目はもうそりゃすごいものでした。夫自身にとっては不本意かもしれませんが、藍子がそう感じたんですから間違いありません。←藍子は自分嫌いのナルシストです。
愛されている自分って、大好きで当然ですよね。だって、好きな人が認めてくれた自分ですから。嫌いと感じるわけがありません。
夫が言ってくれた言葉があります。
自分の容姿にコンプレックスを持っていた藍子でも、自分が大好きになりました。だから、藍子は大の自分嫌いを克服できたとも言えます。何の不安もない、だから自分が愛することだけに集中していました。人の気持ちを確認するまでもなく愛する以外に何も必要ありません。
【3】人を好きになると自分が嫌いになる
好きな人ができると、男女ともにお互いが相手に気に入られようと、自分を良く見せようとするのが人ですよね。
「本当の自分を隠して、好きな人が望む人物になろうとする自分が嫌い」このように感じる女性もいるようです。
見た目はもちろん価値観など、嘘の自分で凝り固めて続けるニセモノの自分。以下のように感じる気持ちですね。
- 自分をさらけ出せない自分が嫌い
- 何でも合わせてしまう自分が嫌い
- 彼の言うがままに踊らされている自分っていったい何?
- 相手が好きなのは、嘘の私だ
こんな恋愛は、あまり長続きしないと言えるでしょう。
『相手は好き・自分は嫌い』の感情が、次第に『相手も自分も嫌い』に変わってしまう可能性があります。本当の自分を認めてあげて、無理ない恋愛を心がけたいですね。
人を好きになると自分が嫌いになる・好きになる気持ちに潜む心理
人を好きになると自分が嫌いになる・好きになる気持ちいずれも、自己承認欲求の上での感情。
この2つの違いは、正の感情か負の感情かの違い、プラスかマイナスです。
人を好きになると自分が嫌いになるのは、考えない方がいい思考ですよね。逆に、人を好きになると自分が好きになるのは、とてもいい感情です。
ですが、この自己承認欲求が大きく膨らみすぎると、恋愛の状況が一変するかもしれません。
- 負の感情を感じるがゆえに、相手が嫌な気持ちになる
- 正の感情の度が過ぎて、横暴な態度になってしまう
恋愛をはじめ、人付き合いも趣味でも仕事でも、日常でも控えめに、そしてバランスが大事です。
何かにかたよってしまえば、気づかないうちに無音で崩れ落ちはじめ、気づいた時には全て失っているかもしれません。特に中年女性の恋愛には注意が必要です。全てを学んで大人になっているつもりでいるからです。でも、そうではありませんよね。
人を好きになると自分が嫌いになるまとめ
人を好きになると自分が嫌いになってしまう方は、まず相手を認めましょう。
あなたは、彼氏が選んだ女性なんですから、そんな自分を嫌いだと言えば彼氏を信用していないことになりますよね。
そう考えれば、少しは自分のことが好きになれるような気がしませんか?
藍子はまだアラフォーです。アラフィフやアラカンの女性からすれば、小娘も同様ですから、年上の女性に偉そうに言及するつもりはありません。でも、もしも、藍子の言っている言葉で、1ミリでも何か気づきを得ていただけると嬉しいなーと思っています。
(1) 自分に自信を持てば、人を好きになると自分が好きになれる
(2) 無理に自分を装う恋愛は、自分だけでなく相手も嫌いになってくる
(3) 好きな相手を認めると、自分嫌いがましになる
(3) 好き嫌いどっちの感情も、適度な温度とバランスが重要