自分に注目している自分嫌いな女性

自分の顔が大嫌いだと感じ、悩んでいる女性がいます。容姿はもちろんのこと、自分の性格が悪すぎて嫌いなど、たまらなく大嫌いなところってありますよね。

でも、自分の顔が嫌いな本当の理由を知っていますか?

ここでは、自分の顔が嫌いすぎて仕方ないと悩んでいる中年女性に、知っていただきたい本当の理由を解説していきますね。

自分の顔が嫌いに隠された無意識の感情

おそらく、ほとんどの方が意識していないでしょうが、自分の顔が嫌いという気持ちに隠されている感情は、自分への関心です。

以下が、藍子の考える好きと嫌いの反対語です。

  • 好き ⇔ 無関心
  • 嫌い ⇔ 無関心

となると、『嫌い』も『好き』も意味するものは、【関心】=【興味がある】になるんですね。

  • 好き = 関心
  • 嫌い = 関心

ですから、『自分が嫌い』と『自分が好き』は、ある意味同じエリアにある感情なんです。

藍子
そんなことないって感じる方がいるかもしれませんので、例をあげてみますね。

『嫌い』と『好き』とは同じ領域にある感情

人には好き嫌いがありますよね。そして、その中でも『普通』だとすればどうでしょうか?特に、何も考えませんね。以下の例で考えてみてください。周囲の知人で考えたり、恋愛アピールしてくる男性と仮定してもいいでしょう。

  • 【1】会社やパート先の上司がたまらなく大嫌い
  • 【2】会社やパート先の上司は、可もなく不可もない
  • 【3】会社やパート先の上司のことが大大大好き

可もなく不可もない【2】の場合、その上司のことをわざわざ思い出したりしませんが、大っ嫌いな上司【1】と大好きな上司【3】は、かなりの頻度で思い出しますね。

思い出すシュチュエーションはさまざまで、『嫌い』と『好き』の感情そのものは真逆ですが、どちらも『意識している』ことになります。

それに自分を当てはめてみましょう。どうですか?『自分の顔が嫌い』=自分の顔が気になっているんですね。

『自分の顔が嫌い』と『自分の顔が好き』が同じ領域なのは、それだけ自分を意識し興味を持っているからです。
 

ですから、意識しなくなれば、自分の顔が嫌いな気持ちも落ち着いてくるでしょう。『自分を意識しない = 自分を受け入れられる』から、嫌いの気持ちが薄れていくんですね。

大袈裟に言えば、鏡がなければ自分の顔が好きか嫌いかなんてわかんないもんね。

中年の自分の顔嫌いの負の連鎖

男女関わらず、老化を恐れる人間は、顔や体の変化を維持したいという心理があります。生物が一定を保つ働きの恒常性(ホメオスタシス)のようなもの。

中年になって自分嫌いが悪化するのは、加齢によって変わっていく自分を受け入れられず、断固拒否してしまうからです。

自分の見た目を拒否すると、気持ち的な面でも『自分が嫌い』になっていくとも言えるでしょう。

  1. 見た目の老化が許せない
  2. 自分の顔はブスだと思う自分がとても惨め
  3. 中年になってまで、容姿・外見などを受け入れられない自分の考え方が嫌になる

上記のように堂々巡り。繰り返すたびに、自分に対して嫌悪感が膨れ上がってしまいますね。その間にも年をとるわけですから、一度『顔が嫌い』と考え出すと、負の連鎖は簡単には止まりません。

一般的に、年齢を重ねれば、中身も容姿もまるまる自分そのものを受け入れられるようになってきます。

精神的な面で言えば、丸くなったなぁとか、怒らなくなったなぁとか、年齢とともに穏やかになる・落ち着いてくると言いますよね。それは人生でさまざまな経験を積んだ結果、寛容な精神への変化あってのこと。

さまざまな人と関わり、価値観の違いを知っていくため、柔軟な考え方ができるようになってくるんですね。

本来なら、30年40年と付き合ってきた顔カタチを拒否するより、顔以外の女性としての魅力を見つける方が絶対プラスになるでしょう。

出会いを求める中年女性の自分嫌いの悪化

出会いを求めている中年女性となれば、ごく一般的な中年女性よりも、うんと自分を意識してしまいますよね。だからさらに、自分の顔嫌いが悪化すると言えるでしょう。

発言小町で、こういう女性がいました。

40才独身女性です。去年から髪が少なくなり、顔の印象がとても貧相になりました。顔も目の下がたるみシミが増えました。50代に見られます。皮膚科に行ったり、いろいろ試してみましたが全然変わりません。

それまでは、「若い」「可愛い」と言われていて、自分のことが好きでした。毎日がそれなりに楽しかった。それが、急に外見が変わり世界が全く違って見えるようになりました。鏡を見るのが辛くて、大げさに言うと、生きているのも辛いです。(後略)

この女性が恋愛をしているかどうかはわかりませんが、若い頃は自分が好きでも、中年になった時の変化は受け入れがたいもの。独身ですから、異性との関わりを考えている可能性もありますね。

中年になったから、男性が魅力を感じてくれないかもしれない、もう2度と恋愛できないかもしれないという焦りが核心となっている女性も少なくありません。

ただ、いい恋愛は自分を綺麗にしてくれる魔法があります。

藍子
自分の顔が大嫌いな藍子は、夫の前では自分が可愛くなったような気がするんです。結婚前からです。つまり、男性から愛されていると感じれば、自分に自信が持てるって感じ。

おー。それ、すごくわかる。だって好きな男性が選んだ女だからね。

藍子
ですから、よいパートナーを見つけて、自分に自信を持つのもありです。

自分の顔を嫌いをポジティブに捉えよう

自分の顔が嫌いと気にしてばかりいると、人から見ても毛嫌いされる顔になってしまうかもしれません。

ここでも、また負の連鎖です。

  • 自分で気持ち悪い顔だといつも思っている
  • 人とかかわったり、人前に出て顔を見られるのが嫌

こんな風に考える女性は、どちらかと言えば暗いイメージがありますよね。ネガティブ思考が出す悪い影響は、負のオーラを纏ってしまいかねません。

ただ、自分の顔が嫌いというマイナス思考は悪いとは言い切れず、自分を向上させるきっかけになります。

顔は変えることができなくても、少しでも綺麗に見えるメイク法を研究したり、自分に似合う洋服のカラーやデザインを見つけたり、より綺麗に見せる方法を探し当てられますよね。

当然、男性は顔のいい女性がいいでしょうが、厳密に言えば好みは千差万別です。

藍子
驚愕でしたが、藍子の男友達がこの間言っていました。「桐谷美玲は美人とは思わない。」って。

藍子
それにまだあります。
「石原さとみが一番好みだけど、色々な意味で嫁にしたいとは思わない。浜ちゃんの不倫に対して器の大きさを見せた小川菜摘かなぁ。」って。

小川菜摘も綺麗な女性だけど、男を支えてくれるしっかりとした女性っていう感じだね。中年男性なら、なおさら顔だけで恋愛するわけじゃないんだね。

 

中年女性は肌や身体が衰える分、内面磨きや、清潔感や明るい表情・美しい身のこなしなど、顔と同じくらい必要なものがたくさんあります。

彼氏がいる人もいない人も、これから出逢いを探す人も、少しでも魅力的になって、ハッピーな恋愛をしていきたいですね。

自分の顔が嫌いな本当の理由まとめ

ポイント!
(1) 自分が嫌いなのは、自分に関心があるから

(2) 加齢が拍車をかけて、負の連鎖の繰り返しになる

(3) 自分が嫌いと思う気持ちは人にも連鎖する

みなさんはどう思われますか?

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